NC858(生産終了)

概要
NC858は、シリアル信号をパラレル信号へ変換する機器です。
NC機の紙テープリーダーから、NC機内部へデータを送っているケーブルを取り外し、間に差込んで使用します。
NC機の加工データが入出力機器(PC等)から送られてくると、NC858はこのシリアル信号をパラレル信号に変換し、
あたかも紙テープリーダーが紙テープを読んだかのように振る舞い、NC機内に送ります。
NC機側の操作は紙テープを読込む場合とまったく同様です。
このNC858を使えば、NC機にRS-232CポートやRBU(リモートバッファ)がなくても、
NCメモリへの入力やDNCによる連続運転加工が可能になります。
特徴
NC機にRS-232Cポートが存在しない場合に、テープリーダ経由でデータの入力が可能です。
NC858を取付けることにより、テープ長に関係なくNC機のメモリに入力ができます。
またはDNC運転を行いながら加工することが可能となります。
スイッチ切換により、今までご使用いただいていた紙テープも使用できます。
製品仕様
データコード | EIA又はISO |
---|---|
プロトコル | プロトコルB |
フロー制御 | DC1(11H) / DC3(93H) |
ハンドシェーク方式 | ソフトウェア( Xon / Xoff ) 制御
ハードウェア( RTS / CTS ) 制御 |
通信速度 | 4800 / 9600 / 19200 / 38400 / 76800bps |
バッファ容量 | 24KB(紙テープ長で約60m) |
RS-232C | あり( D-SUB9ピン オス ) |
RS-422 | あり( RJ45コネクタ ) |
消費電力 | DC5V/2AまたはAC100V/0.15A |
本体基盤外形寸法 | サイクリック伝送 |